「桜が一週間で散るのは、われら日本人が飽きっぽいからだ」とコラムニストの小田嶋隆氏が言っていたそうだ。今年は桜の咲き始めは遅く、例年より長く楽しめたような気がするが、やはりすでに葉桜となってしまった。日本人の飽きっぽさ、熱しやすく冷めやすい気質は、昔から気になっていたが、次々と出る新しい商品や話題になる新しい流行を追っていれば仕方のないことなのかもしれない。この飽きっぽさを桜のはかなさの理由としたことには、なんとも言えぬ面白さを感じた。

一方、学習のように辛抱強く継続して努力し続ける大切さはいつも変わらないのに、ぱっと咲いてぱっと散る桜が私たちは大好きだ。最近では、インバウンドの観光客にも桜は大人気とか。春の一時、私たちを楽しませてくれる桜は、次の年も次の年もまた咲き誇るのだから、辛抱強いともいえるのかもしれない。

4月からは新入社員も新入生も、社会人何年目の人も進級した生徒・学生も、みんな日々小さなことでも辛抱しながら、毎日チャレンジしているのだとこの季節に思う。私も、小さなチャレンジと小さな辛抱を継続しながら、来年の桜を楽しみにしたいと思う。

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