阪神・淡路大震災から来年で30年、その前に神戸を訪れました。神戸港メモリアルパーク、慰霊と復興のモニュメント、防災未来センターなど関連施設や展示を見て回りました。防災未来センターでは、大画面映像や原寸大ジオラマなどで疑似体験しましたが、恐怖で足が震えるほどでした。また、写真や資料、模型などの展示場では、90歳近い語りべさん(とてもお元気な方でした)が、生き埋めになった実体験やその後のすさまじい日常を聞かせてくれました。神戸に来てよかったと、思えた瞬間でした。

東日本大震災も能登半島地震も、次々に起こる震災に人々はつらい日々を過ごしていますが、阪神・淡路での多くの教訓が活きているのだとも感じました。30年前にはスマホもSNSもなかったのですから。

神戸の街はすっかりきれいに生まれ変わりましたが、より頑丈な建物へと建築を進めたためか高層マンションが立ち並び、少し殺風景な感じもしました。山と海が近く、歴史的な建物も多く残り美しい街であることは確かです。個人的には、神戸港を周遊する遊覧船で、ポートタワーのある中突堤を出航してほどなくクレーンや工場棟が立ち並ぶ一帯で、川崎重工業の神戸工場と三菱重工業の神戸造船所を眺められて感動しました。神戸経済の礎となった造船業の2大拠点とのことです。また、潜水艦が作られている唯一の港らしいです。

北野異人館・風見鶏の館

メリケンパークからの景色

クルーズから見える造船所

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